思い出が詰まった勉強机の鍵
子供の頃は自分だけの秘密基地みたいな場所がありませんでしたか?
誰にも秘密で、大切な物をたくさん詰め込んでおくようなところです。
私の場合、子供部屋にあった勉強机でした。
家の中で自分だけで唯一使えるのが、私用の勉強机だったんです。
そのうちの引き出しの1つだけ、鍵がかけられるようになっていて、親には内緒のモノとか、友達からもらった手紙とか色々入れていた気がします。
気がするというのは、実はいつの間にか鍵をなくしてしまい、今は開かずの引き出しになっていたのです。
私はもうお嫁に行って、この家には住んでいません。
大学に進学して東京に出て以来、引き出しも気にせずにいました。
ですが先日、子供を連れて戻った所、子供たちが秘密基地ごっこをしているのを見てふと懐かしくなりました。
針金などを突っ込んだり、ドライバーで回したりしたんですがいっこうに開きません。
そんな時、主人が鍵屋さんに頼めばいいよと言って探して呼んでくれたのです。
ものの2分とかからず、10年来の引き出しがオープンされました。
思いもしなかったアルバムなども出てきて、開けて良かったなと感動しました。
Thema: エピソード | Autor: admin